あなたのスキルを必要としている子どもたちが待ってるよ
こんなサービスもあったんですね。
twitterでBranchというWebサービスを知りました。
Branch | 発達障がい児の孤独をなくし、可能性を伸ばす
Branch(ブランチ)は、アスペルガー症やADHD(注意欠陥・多動性障害)などの発達障がい児と、その子供達が興味を持っている分野の学生や専門家などをマッチングさせ、発達障がい児の可能性を伸ばすWEBサービスです。
Branchでは専門家は「メンター」となります。子どもが得意なことをのばしたり、得意なことを発見するための相談役やサポーターという位置づけだと思われます。
通常、この手の「メンター」は特定の分野に固定して、「メンター」の質をそろえようとします。家庭教師や塾の講師をイメージすると分かりやすいと思います。
教わる側からすると、きちんと教えることのできる先生でなければならないので、〇〇大学出身でというような先生や講師のプロフィールは、保護者側の重要な指標であったはずです。
Branchが独特なのは、「メンター」を一般から募集しているところです。家庭教師や塾が、保護者が自分で「質」を見極めて利用しなければならなかったのに対して、Branchは「メンター」の質を運営側が厳格に選別しているようです。
保護者にもメンターのプロフィールは公開されていて「メンター」の指名ができるシステムですが、家庭教師や塾の講師に「当たり外れ」があるように、Branchではそのようなリスクを極力排除しています。
であれば、なぜ、特定の分野に絞って「メンター」を教育することで質を揃えるようにせずに、一般から募集しているのか。
それは、
発達障がいの子どもの可能性をのばすため
に他ならず、子どもの視点に立てば自ずと導かれたカタチだったのではないでしょうか。
「メンター」を特定の分野に絞ってしまうと、その分野に興味がある子どものみが対象となってしまい、公平な機会を子どもたちに与えることができなくなってしまうからですよね。
Webには、Branchを立ち上げた中里祐次氏のメッセージがありますので一部を引用します。
今までに発達障がいと呼ばれるお子さまを持つ親御さん100名ほどにお会いして課題を聞いた上で上記のようなサービスが必要と思い運営しております。このアンケートでは発達障がいのお子さんとお会いして会話してくれる大学生/大人を探しています。今までにお会いしたお子さまだと、レゴ/生物全般/数学/図鑑/データなどが好きなお子さまが多く、こういった事の中の一つでも専門的に話せる方がいればお会いしたいと考えております。
可能性をのばすのだから、分野を運営側で勝手に絞ったら意味がない。というシンプルなロジックです。
「メンター」に応募するためのアンケートには、次のようなカテゴリが挙がっています。
- レゴなどの物体的なゲーム
- 数学
- 図鑑的知識:生物、鉱物、乗り物など
- データ/情報工学
- 絵
- ロボット
- 折り紙
- プログラミング
- 療育
- ソーシャルスキルトレーニング
- ペアレント・トレーニング
- 臨床心理
- 言語聴覚士
- 作業療法士
- Other
絵や折り紙、レゴ、図鑑的知識、プログラミングあたりが得意な人は世の中にものすごい数いるはず。
ぼくも早速「プログラミング」でメンターに応募してみました。
14年間、まがりなりにも社会人で培ってきた知識と経験はきっと誰かの役に立てるはず!!
そんな想いで動いています。