読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

同一労働同一賃金をやるなら年功序列を同時に廃止すべき

f:id:PSYuki:20170213223309j:plain

どうも、ツムさんです。

 

同一労働同一賃金の議論が進んでいるようですが、一応、まだサラリーマンの立場で言わせてもらうと、同一労働同一賃金だけやられても嬉しくとも何ともない。

 

昨年末のガイドラインを載せておきます。

 

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/hatarakikata/dai5/siryou3.pdf

 

正規か非正規かという雇用形態にかかわらない均等・均衡待遇を 確保し、同一労働同一賃金の実現に向けて策定するものである。同一労働同一賃金は、 いわゆる正規雇用労働者(無期雇用フルタイム労働者)と非正規雇用労働者(有期雇用 労働者、パートタイム労働者、派遣労働者)の間の不合理な待遇差の解消を目指すもの である。

…(中略)

 正規雇用労働者と非正規雇用労働者の間の不合理な待遇差の解消の取り組み を通じて、どのような雇用形態を選択しても納得が得られる処遇を受けられ、多様な働 き方を自由に選択できるようにし、我が国から「非正規」という言葉を一掃することを 目指すものである。

 

 

基本給について、労働者の職業経験・能力に応じて支給しようとする場合、無期 雇用フルタイム労働者と同一の職業経験・能力を蓄積している有期雇用労働者又 はパートタイム労働者には、職業経験・能力に応じた部分につき、同一の支給を しなければならない。また、蓄積している職業経験・能力に一定の違いがある場 合においては、その相違に応じた支給をしなければならない。 

 これは難しいですね。「同一の職業経験・能力」をどうやって判別するか。。

 違いに応じた支給は認められるなら、ある程度の能力の幅に応じて基本給にも幅を持たせることになるんだろう。

 同一労働同一賃金というのは、「同じ仕事をやっていればいいお給料がもらえる」というものではなくて「正規雇用非正規雇用関係なく、それなりの給料がもらいたいならそれに応じた能力を身に付けよ」ということを言っている点に注意したいですね。

 

<問題となる例> ・基本給について労働者の職業経験・能力に応じて支給しているE社において、無 期雇用フルタイム労働者であるXが有期雇用労働者であるYに比べて多くの職業 経験を有することを理由として、Xに対して、Yよりも多額の支給をしている が、Xのこれまでの職業経験はXの現在の業務に関連性を持たない。 

 問題となる支給例が載っていました。この例を見ると、全然別分野へ転職した場合は、それまでの経験は関連性を持たないことになるのかな。

 

基本給について、労働者の業績・成果に応じて支給しようとする場合、無期雇用 フルタイム労働者と同一の業績・成果を出している有期雇用労働者又はパートタ イム労働者には、業績・成果に応じた部分につき、同一の支給をしなければなら ない。また、業績・成果に一定の違いがある場合においては、その相違に応じた支給をしなければならない。

 業績・成果に一定の違いがあるのかないのかを比較するのは大変そう。完全に一人でやる仕事は少なくて、チームで取り組む仕事(特に技術系)の場合、取り組み方は各個人に違いが出るにせよ、最終目標(業績・成果)はチームで共有されているものだから、「業績・成果」に違いは出ないと思う。そこにたどり着くまでに各自が工夫して取り組んだことが反映されればいいと思うけど、ボーナスではなくて「基本給」にタイムリーに反映することが果たして仕組み上できるのだろうか?

 

基本給について、労働者の勤続年数に応じて支給しようとする場合、無期雇用フ ルタイム労働者と同一の勤続年数である有期雇用労働者又はパートタイム労働者 には、勤続年数に応じた部分につき、同一の支給をしなければならない。また、 勤続年数に一定の違いがある場合においては、その相違に応じた支給をしなけれ ばならない。

 これは断固反対です。年功序列制度を残す余地を確保しますと言っているようなもの。年功序列制度は「同一労働同一賃金」とは別の議題として扱うべきで「同一労働同一賃金」のガイドラインに含めること自体間違っていると思う。

 

ガイドラインの目標が 我が国から「非正規」という言葉を一掃すること であるなら、年功序列制度自体は廃止したほうがいいのは自明です。なぜなら、

 

同じ会社に長く務めた後ほど、他の会社へ移った場合の基本給の減少度合いが大きくなるため、心理的に転職することを躊躇う。自分の人生の時間がかかっているという意識はそれ自体がサンクコストになり得ます。

結局、「正規雇用」されて長い年月勤めた方が有利だという考え方に陥る。

 

このガイドラインが目指しているは、「非正規」という言葉を一掃することで、労働力の「流動性」を高めたいというところにあると考えています。であれば、勤続年数に応じた支給はマイナスにしか働かないと思います。

 

提案1

同一労働同一賃金」を導入するなら、同時に「年功序列制度(勤続年数に応じた支給)」を完全に廃止する

 

提案2

どうしても「年功序列制度(勤続年数に応じた支給)」を採用する場合は、同時に「勤続年数に応じた支給以上のインセンティブがもらえる仕組み」を課す

 

のがいいと思います。

 

久しぶりに真面目な投稿を書いて疲れた。。

以上!終わり!