子どもをスマホ依存から守るための方法
こんばんは。ツムさんです。
いきなりですが、子どもにスマホを渡すなら何歳から渡しますか?
- 小学校1年生~
- 小学校4年生~
- 中学校1年生~
- 高校1年生~
うちには、中学1年生の娘と小学校4年生の息子がいますが、中学校入学のタイミングでスマホを渡しました。
とある講演会では3と答える保護者が多かったです。
今日は子どものスマホ依存症について考えてみたいと思います。
いつから子どもにスマホを渡す?
スマホは手軽にインターネットに接続できてとても便利なのですが、一日中スマホを手放せず依存症になってしまったり、性犯罪の被害に巻き込まれてしまったりする危険もあり、親としても簡単に与えられないと思います。
いつからというのは、人によって考え方が様々なので一律でこの歳からというような線引きはできませんが、どんな危険なことが起こり得るのか子ども自身が理解できることが必要だと考えています(後で我が家の事例を紹介します)。
中学生というのはある程度まで危険を認識できるレベルにあると思いますが、認識できるレベルになったからいきなり自由に使わせるというよりも、使い方を教えながら少しずつスマホに馴らしていくのが良いです。
家でのルール作り
スマホを渡す前に我が家ではルールを作りました。
- スマホは自分の部屋で使わない
- YouTubeは見ない(小さな画面で動画を長時間見るのは眼の負担になるため)
- 充電するときはリビングで(寝室にもっていかない)
- LINEで人の悪口を書き込まない
- 長電話しない
- ロック番号は親に知らせること(ただ、ぼくは見ません。LINEは妻がチェックします)
- ゲームはやらない(絶対にダメと言ってるわけではなくて、興味があるなら親と相談してインストールするルール)
ここまで制限したらスマホで何するの?
と言われそうですが、子どもが興味のあるアプリ(LINEやsnow等)に限って使わせて少しずつ慣らしていく。という方針です。ですので、ツイッター等、子どもが使わない(=興味がない)不要なアプリは全部削除して、Googleアカウントも設定しませんでした。ゲームと同じで好き勝手にアプリをインストールされても困りますよね。
(ちなみにGoogleアカウントは13歳以上にならないと作れないので、小学生は親のアカウントを使うしかないです)
こういうルールですが、子どもから、「✖✖というアプリを使ってみたいんだけど」という相談があれば、どんなゲームなのか確認したうえでインストールしてあげるようにしてます。Snowはその流れでインストールしたアプリです。
また、「shimejiという日本語変換アプリ(フリック入力アプリ)を入れたいんだけど」
と相談されたときは、shimejiはスマホの個人情報を抜き取っていた前科があることを知っていたので、ぼくとしては注意したいアプリでした。フリック入力はAndroidの標準キーボードでも出来ることなので、どうしてshimejiを使いたいのか理由を聞いたうえで、過去問題が起こったことも説明し、子どもも納得してshimejiを使うのを止めるという判断をしました。
折角便利なスマホなのにもったいないという指摘もありますが、子どもを危険にさらしてまでも使ってほしい(使う価値がある)ものでもないというのがぼくの考えなので、このやり方で徐々に馴らしていきたいです。高校生になると、多分、自由に使いたいってきっと言ってくるはずなので、中学校3年間が勝負だと思います。
ぼくの経験(ゲーム依存症)
学校から帰ってくるとご飯もそっちのけでスマホのゲームに夢中になったり、LINEのメッセージが気になって勉強や宿題に手がつかなかったり、一度依存症になってしまうと子どもが自分の力で抜け出すことは難しいです。
スマホを触る暇がないほど、部活や塾に時間を使っている子どもでも、寝る時間を惜しんでゲームをするという話も聞きました。
ぼくも子どものころ、TVゲームのやりすぎを咎められ、一日1時間までというルールが作られましたが、結局、うやむやになって、学校が休みの日は朝から晩までゲームに没頭してましたね(^^;
なので、今の子どもたちがスマホのゲームに夢中になったりする気持ちは理解できるんですよね。。
楽しいことには夢中になってしまうからなぁ。。。
本当にわかるよ。徹夜してでもずっと遊んでいたいよなぁ。
ただね、昔のファミコンがTVの前に座って遊ぶもので、子ども部屋にはTVを置かせてもらえないという物理的な制約があったおかげで、どんなに遊びたくても、居間のテレビで夜通しゲームをすることはできなかったですね。
居間のテレビは晩御飯後は家族で観て楽しむから、ゲームをやるわけにはいかなかったし、そこは諦めがついていたと思います。
スマホはそうじゃないんだよね。スマホには物理的な制約が全然ないんだな。
もし、ぼくが今の時代に子どもとして生きていたら、スマホを与えられたら間違いなく依存症になっていたと思う。断言できる!(笑)
学校から帰ったら自分の部屋に閉じこもってずーっとゲームやってそう。ご飯のときだけ居間に顔を出して、食べ終わったら部屋に戻ってゲームゲームゲーム。。。
親になると、自分が子どものころ犯した過ちって、子どもにはさせたくないもので、ゲーム狂には絶対になってほしくないと思います。
スマホ時間制限アプリ
スマホは何処でもバッテリーが持つ限り遊べちゃうのが問題なので、スマホの電源を入れられる(使える)時間を制限しましょう。
これで、子どもがどんなにスマホをやりたくても使うことはできません。ぼくが子どものころ居間のテレビでゲームをやりたくてもできなかった状況と同じです。子どもがスマホを触り始める前に、スマホを使っていい時間を決めて設定してしまうのが良いと思います。
後から制約すると多分子どもとケンカになるので止めときましょう。ぼくも一度触った後に時間を制約されると反発したと思います。
設定した時間以外はスマホにロックがかけられるサービスはNTTドコモ、au、ソフトバンクのどのキャリアでも使えますが、ドコモとauが無料で使えるのに対して、ソフトバンクは月額300円の使用料を取られます。
うちは、ソフトバンク系列のYahooモバイルなので、やっぱり月額300円かかるようです。下のオプションサービスにある利用時間の管理がそれです。
300円。。子どものためにここは是非無料にしてもらいたいところですね。
上のサービスと同じようにスマホの利用時間を管理できるAndroidのアプリもあります。
子どもにわからないようにパスワードつきで利用開始時間と終了時間を設定します。子どもが利用時間外にスマホを使おうとしても、ロックがかかっているので使えない。というアプリです。
このアプリは子どもが勝手に削除(アンインストール)してしまうと意味がない(使えなくなってしまう)ので、こまめにアプリがインストールされていて確実に設定されていることを確認する必要があります。
スマホは便利なツールなので、子どもには悪影響がないように、上手に使いこなしたいですね。