プログラミング教育にSwift Playgroundsをすすめる3つの理由

f:id:PSYuki:20170328215556j:plain

こんばんは。ハードもソフトもイケちゃうツムさんです。

 

Appleからリリースされた Swift Playgrounds を触ってますが、むちゃくちゃいいです、これ。

 

巷ではレゴを組み合わせたプログラミングセミナーやスクールが大流行りですが、レゴは「モノづくり」の楽しさが全面に出て、プログラミングを通して学びたい「論理的な思考」が置き去りにされてしまっているような気がしています。

 

その点、Swift Playgrounds は、iPad1台あればプログラミングを学ぶことができますし、レゴのような付属物もないので、「論理的な思考」に集中して取り組むことができますよ。これはイイね。

 

 

 

Swift Playgroundsとは

アプリの紹介ページより、

楽しく遊びながらプログラミングを学べる画期的なiPad用Appです。「コードを学ぼう」レッスンでは、説明に従ってキャラクターを動かして、さまざまなステージをクリアしながら、コードの基礎を身につけます。さらに「チャレンジ」では、コードを応用して、魅力的でユニークなプログラムを作ります。

 

Swift Playgroundsはプログラミングの知識がなくても遊べるので、12歳から112歳まで、これからプログラミングを始めようという方にピッタリです。 

112歳だって?人間の可能性は無限大!Appleにとってプログラミングに歳はかんけーねーという考えなのね。実際、112歳のおじいちゃんおばあちゃんが作ったアプリなら悟りが開けそうな気がするよ。

 

Swift Playgroundsをインストールしましょう。

Apple Storeで Swift Playgroundsで検索すると出てきます。iOS 10以降の iPad AirやiPad mini 2,3,4も、iPad Proでも使えちゃえます。

f:id:PSYuki:20170328220853p:plain

インストールには少し時間(数分)がかかりました。インストールした後、Swift Playgroundsを起動すると、下の画面が出てきます。

左上の「Swiftの基本」をタップするとコースが始まります。

f:id:PSYuki:20170328221422p:plain

 

レゴを使う環境よりもSwift Playgroundsをすすめる3つの理由

アプリはタダ(無料)!

これでタダでいいの?というくらい、しっかりと作りこまれたアプリです。レゴを使うプログラミングセミナーでは、レゴのWeDoという製品を使う教室が多いのですが、このWeDoはとにかく高いです。とある教室では2.5万円しました(入りませんでしたが…)。

Swift Playgroundsは無料アプリなので、既にiPadを持っているなら、追加投資0円で手軽にプログラミングの勉強が始められますよ。

レゴブロックが「ない」のでプログラミングに集中できる

Swift Playgroundsはレゴじゃないです。ここが一番の理由。子供にレゴを与えると、プログラミングそっちのけでレゴが気になっちゃって仕方がなくなるんですよね。この気持ち分かります。Swift Playgroundsは、レゴの代わりに下のような「ステージ」が用意されていて、宇宙人のようなキャラクター(名前はバイト(byte)ね)を「コマンド」で動かして「ステージ」をクリアします。

 

f:id:PSYuki:20170328222058p:plain

バイトを動かすコマンドはいくつか用意されていて、上の「ステージ」の場合、

  • 前へ1マス進む:moveForward()
  • 左を向く:turnLeft()
  • 宝石をとる:collectGem()

という感じです。

これらのコマンドを「正しい順序」で並べて(コーディング)、バイトくんを動かして宝石をGetすると「ステージクリア」になります。

 

シンプルでしょ?

 

コマンドの順番を間違えると、宝石を取ることはできないわけで、どのコマンドをどの順番で並べてあげると、宝石を取ることができるのか?レゴのような余計な仕掛もなく、考えることに集中できる環境になっているわけです。

 結構本格的なプログラミングを学べる

「ステージ」を進めていくと、関数やfor文やif文といった基本的な考え方も出てきます。下の「ステージ」では、関数(func文)、for文、if文を使っています。

f:id:PSYuki:20170328224934p:plain

 

ね?結構、本格的にプログラムを作るでしょ?

 

「コマンド」を選んでタップするだけで、好きな行に「コマンド」を配置することができるので、キーボードで入力することはほとんどありません。自分で入力するのは関数の名前(上の画面のmoveThenToggle)くらいです。関数の名前は「なんでもいい」ので、英語じゃなくてもOK! susume(進め)とか migihemuke(右へ向け)とかでもいいわけです。

 

「Swiftの基本」を始めて3時間くらいやってますが、未だに「基本コース」が終わっていません。それくらい内容の濃い「ステージ」が多く、プログラミングの経験者でも答えに悩む「ステージ」もあったりして。。

 

やってみた感じでは、Appleが小学校6年生(12歳)以上と指定しているのも納得する難易度です。それでも、中学生には簡単じゃないかな。自分も中学校でBASICを普通に触っていたので、「基本」のコースはBASICよりもずっと簡単です。

 

iPadを持っているなら、是非子供に触らせたいアプリですね。