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【書評】親しい友人はなにもしてくれない

本の紹介

おはようございます。ツムさんです。

 

まずは、下を読んでみてください。 

 

あるアメリカの社会学者が、マサチューセッツ州ニュートンのビジネスマンを対象に、どのようにしていまの仕事に就いたのかを調査した。新聞の求人広告や民間の紹介機関を利用したり、直接履歴書を送ったひとを除くと、過半数の56パーセントが知り合いを通じて仕事を見つけていた。

 

次に、「知り合いの実態」を質問した。すると55.6パーセントは、その知り合いとは「ときどき会う」だけだとこたえた。28パーセントは、「めったに会わない」と回答した。頻繁に会う「友人」に仕事を紹介してもらったひとは、17パーセントに満たなかった。知り合いを介して仕事を見つけた6人中5人は、「弱い絆」の恩恵に与っていたのだ

 

弱い絆の紹介行為は、たまたま知り合ったひとを、たまたま知っている別のひとにつなぐだけだから、失敗しても責任を問われることはない。逆にその人間が役に立てば、相手から感謝されて貸しをつくることができる。これはいわば、損をしない投資みたいなものだ。

 

すごい説得力だと思いませんか?「失敗しても責任を問われることはない」というのが的を得ていて、人間は今よりも悪くなることがないように常に合理的に判断しようとする前提に立てば、

  1. 親しい人を親しい人に紹介する
  2. 親しい人をたまたま知っている別の人に紹介する
  3. たまたま知り合ったひとを親しい人に紹介する
  4. たまたま知り合ったひとをたまたま知っている別の人に紹介する

の中であれば、責任を問われるリスクが一番低いのは4であるのは自明です。損をしない投資という表現もうまい。

 

であれば、仕事を辞めて独立しようとしたときに、親しい友人にお願いしても、その友人がよほどの仲でなければ仕事は紹介し辛いということになる。もしくは、たままた知っている別の人に紹介する「程度」なので、結局、紹介してもらった仕事について友人は何かフォローしてくれるということもないわけで、自力で生きていくことになる。

 

あれっ?仕事を紹介してもらってもしてもらわなくても、結局自力でやるしかないってことだね。

 

(本文はこちらから引用しています。)