保育士に転職するなら子供の読み聞かせにピッタリな絵本くらい知っておくべし
保育士補助として働く妻が選んだ子供の読みきかえにピッタリな絵本を紹介します。昼寝のときに読む本は、興奮するような本ではなく、昨年流行った「おやすみロジャー」のようなまったりした本が良いそうです。
ところで、おやすみロジャー、読みましたか?
2016年で一番売れたこの絵本ですが、この絵本は読んでいると自分まで眠くなってくるというので、保育所では扱いにくそうです。自宅で読み聞かせするなら、万一、子供と一緒に眠ってしまっても問題ないですけど、保育所で眠ってしまうといろいろ大変なことになってしまいます。
最近、妻が選んだ本で、自分も子供に読んでみて面白かったのは、「おこる」と「パンやのろくちゃん でんしゃにのって」の2冊。
「おこる」は、子供が怒られる場面を集めただけの簡単なお話です。「だめだめ デイジー」のノリに似てるかも。
この絵本は、「理不尽」に怒られる場面や、人間なら当然怒りたくなるようなシーンも包み隠さずそのままを描いています。
最後の、「怒られないような人になろう」という締めのセリフが全てを台無しにしてしまっていますが、人間のもつ「理不尽さ」を表現した良い絵本だと思います。
もう一冊は、「パンやのろくちゃん」
パンやのろくちゃんシリーズだけど、パンが登場するのはほんのちょっと、パンより電車の旅メインの絵本。
ろくちゃんのおじいちゃんは若い姉ちゃんの席に遊びに行ってしまって、ボックスシートに一人残されたろくちゃんは、隣のおばあちゃんに「ひとりたび」と間違われてしまいます。
ここで、登場する車掌さんの言い回しが面白い。
「ひとりたびでございますで、ございますか。」
しかも、ひとりたびのろくちゃんを不憫に思ったのか泣き出すという強烈なキャラ。子供も思わず笑ってしまうシーンなので、笑い転げたりしない程度に、面白おかしく読んであげられるとよいです。
この2冊は、わざわざ購入しなくても近くの図書館に行けばおいてあると思います。どちらも1400円程度するので、借りられるならそっちのほうがお得ですよ。